星守る犬

感動させるところが多すぎの映画。犬とタイトルがついているが前田という人の、ただ人がよすぎるというだけの話だ。脚本も演技もくどくてすきにはなれなかった。たまに自然のおおい東北や北海道のきれいで壮大な景色が入れば映画によいリズムができたと思う。つまらない映画だが、この映画の「弱者を大事にしよう」というメッセージは的確だなと思う。今の社会にすごく必要なことではある。

そのメッセージに対して思うことは、世の中は、社会的に弱い立場の人の存在に気づいて、気にかけてあげて、大事にできるようにならないといけない。とくにこの映画に出てくるような高齢者。高齢化社会がすすんでいる日本、都市型の生活では人々はいまよりさらに孤立していき、助けが必要な人たちに助けが行き渡らなくなる危険がある。昔のような人と人との距離が近い生活、あるいは新しいコンセプトが必要な時期にきている。