立てこもり

 先週はキャンパスの近くのアパートに住む人が家具を窓から放り投げたり、銃をもってその人の部屋で立てこもるという事件があって、キャンパスの一部と道路が閉鎖された。数時間後その人が投降したので大事には至らなかったが、学校から全員に一斉メールも来るほど物々しい雰囲気だった。
 インターネットで地元Indianapolisのニュース記事を見てみると、その人(犯人)はイラクに二度ほど行った退役軍人で、今は大学に通うという。戦場に行ったことによるPTSDと、私生活で問題が続いていたのが引き金となったのではないかと書いてあった。それより気になったのが、コメント欄に書いてあった地元の人たちの書き込みだ。
 コメントの大多数がこの若者はPTSDに苦しんでいるため、我々アメリカのために軍隊に行ってPTSDになったのに政府は何も助けてあげなかったので、この若者を牢屋に入れるのではなく病院で治療させてあげて社会復帰を助けるべきだ。こんな、確かにその人個人のことを考えると全うだが、まわりの人間の安全など全く無視したコメントが目立った。
 やはり学生ばかりのBloomingtonとは違って、Indianapolisではとくに年配の人に保守的な(?)考えを持つ人が多いようだ。銃規制が反対されるところや軍人(退役軍人)が尊ばれる雰囲気は特に理解できないし恐ろしいところだ。


 今週は授業を受けるだけなんだけど、来週はもう中間考査2が始まるので、それの用意と、ローテーションでやることを先生と打ち合わせしようと思う。話に関係なく、写真はIndianapolisの中心にあるMonument。