真剣を持つ

 ELS(英語学校)時代の友人MiYongの家に遊びにいく。湖の目の前の別荘のような家だった。景色は言うまでも無いが素晴らしく、内装もかっこよくてさすがに1年以上も(アメリカでは普通らしい)改装してきただけは十分にあった。昨年末結婚したMiYongの夫とは初めて会った。感じがよく、巻き寿司を作ってご馳走してくれた。この夫は、刀作りで由緒ある職人が作ったといわれる日本刀を持っていたので、それを奥から取り出してもってきてくれた。鞘からはずすと、持たせてくれた(持たせてと頼んではいない)。

 恐る恐る持ってみると、その重さに、自分みたいな素人は扱えないと一瞬で悟らされて、そして今まで何気なく観ていた時代劇のタテをやる人を見直してしまうほどだ。きれいな曲線を描くその刃は怪しく静かに輝き、その美しさは刀が人を斬るためだけでなく武士の高貴さを表すものだったということを認識させるようだ。さすが10万円もしたという刀…。何よりもその値段に圧倒された。


 話し変わって、今日はこっちに来てから良くしてもらっている知り合いが手術を受けるので、手術自体、そして術後が上手くいくように願う。