見えにくい現実

 何気なくラジオを聴いていると、Indianaで行われているらしい黒人たちによる「Stop Violence 集会」なるものの模様が放送されていた。このラジオでは集会の参加者の声や、現在黒人を取りまく環境の話しがあった。

 特にショックだったのが、ある地域なのかIndianapolis全体か分からなかったが、出生ではだいぶ男の数のほうが女性より多いのだが、成人するころにはそれが逆転して女性が多くなるのだそうだ。これはもちろんViolenceのぎせいになるということだ。

 貧困やそれによる就学率、就職率の著しい低下、そして犯罪率の高さが問題になっている。参加者は若者にどんなつらい状況でもドラッグや犯罪に逃げずに「あきらめるな」「我慢して生きろ」と力強いメッセージを送っていた。

 同じ国というか、同じ市に住んでいるのにこんな別世界のようなことがあるのだと改めて感じさせられた。なんか打ちのめされた気分だ。かなしいことだが普段生活していて、こういう人と接する機会はないので、身にしみて感じることはないのだ…。国民保険などが少しでも貧困や暴力の低下につながればいいと思う。