研究者のキャリア

大学院に入る前、2年間お世話になったM研が移動になることになった。その前に会っておこうということで平日に許可をもらってBloomingtonまで行き、M先生と話してきました。M先生は研究においてロールモデルのような人だ。大学院から実績をのこして、今もたかい志をもって質の高い仕事をしてきている。

大学院生活において疑問におもっていたことが何となく解決したし、将来、研究で食って行くために必要なことなどが改めて分かった気がする。先生とか他人は関係なく、自分のやり方次第でどうにでもなってきたという経験談は痛快だった。

さらに印象に残った話では、研究には2つのタイプ、(1)誰もが証明しようとしているが難しい重要な仮説、(2)誰も思い付かない実は重要な仮説、のどちらかを証明するタイプがあるという話だ。M先生は(1)をしていると言っていたので意外だったが言われてみればそうかも。おれは(2)をやろうとして、結局(1)になってしまっていると思う。(1)は難しく技術と集中力がいるので避けたかったんだがw。

とりあえず、今やることがはっきりした気がして気分は晴れやかだ。研究室の移転先に遊びに来なさい、と言ってくれた。地球の反対側による時にいつか必ず行こうと思う。