ボクシングのトレーニング

なぜかボクシングジムに行ってみました(一回15ドル)。もともと格闘技にはほとんど興味がないが、サンドバックをたたくだけのボクササイズにはストレス/運動不足解消の方法として興味があり、そのやり方をしりたいと思っていた。おまけにサッカーをする時のフットワークが向上に役立つだろう、というあってないような動機もあったのだ。

車で20分ほどかけてジムに着くと、支配人らしき人に奥の部屋にとおされ、そこにはリングがありと横にサンドバッグがいくつあった。参加するのは初心者okだが、やはり来ている人たちはそれなりに練習して形になっていた。とりあえず、トレーナー(元プロ)に初心者ですが(運動不足解消のための)エクササイズしたい、と伝えるといきなりトレーニングが始まった。

まずは、なわとびからで、2分のセットを3回やった。このなわとびを1セットやるのもしんどく、すでにリズムよくジャンプするのが難しく、頭痛もしてきた。久々すぎるなわとびとはいえ、この跳べなさ加減にはびっくりする。2セット目からは相当いい加減にやってなんとかこなした。

次はグローブをはめてトレーナーとスパーリング。パンチの仕方から、ステップと体重の掛け方なんかを教わった。力がでなくなりながら腕立てと腹筋をして、そのあとサンドバッグやスピードバッグの使った練習をした。予想以上にしごかれてしんどく、途中何度も「いったい自分は何やってんだろう」と思いながらも、丁寧に新しいことを教えてもらうのはすごく楽しい。

最後はだらけたが、一時間半トレーニングさせてもらった。前に動くときの一歩の出しかたさえ経験者とは全然ちがい、ボクシングはそうとうな練習を要する奥深いスポーツなんだなと感じた。あと練習メニューが体系的で、これさえやっとけば基礎体力と技術がつくというのが実感できるのが面白い。例えば縄跳びでリズムと持久力、スピードバッグで目から手の動きの訓練といった具合。

トレーニングがおわったあとは味わったことのないタイプの達成感があったw。運動不足であり、且つ強いモチベーションのあるわけでもない人間が、完全アウェーの地でなぜか厳しいボクシングのトレーニングをしたのだ。トレーナーの人はそれに感づいていて激しいトレーニングを課せて、本当に気持ちがあるのか試したのだろう。正直ハードルは高いが、せっかくなのですこし通ってみようかなと思う。