機内で映画鑑賞

成田からアメリカに戻る機内で映画を三本鑑賞。最近の飛行機は映画の選択肢がかなり多い。50本ほどの中から難しくなさそうなものを選んで観た。三本とも面白かったので感想を書きます。


「Despicable Me (怪盗グルーの月泥棒)」

強力な機械をあやつる性格の悪い泥棒が主人公のアニメーション映画だ。泥棒が子供を使って道具を盗もうとしている間に子供になつかれて困ってしまう、というくだらない話。だが期待して観なかった分、意外と面白かった。



「The Campaign」

人気のコメディー俳優ふたりが対立する共和党立候補者を演じる。選挙運動中に銃や人種差別問題をおもしろおかしく取り上げてアメリカの保守派を揶揄している。びっくりするほど下品でぶっ飛んでいて笑ってしまう。それでいて、役者の演技がうまく、話がまとまっているので完成度は高いと思う。ネットの評価以上に面白い映画だと思った。

この映画では誇張されている部分もあるが、アメリカの選挙戦がエンターテイメント化しているという事実を描いている。国民の関心をひくという点ではすぐれていて、日本でもやれないかと思う。


釣りバカ日誌10」

なぜか最新作ではなく98年公開の10があった。ストーリーが単純で観やすい映画。だれにも平等に接する平社員のハマちゃんが課長や社長にもきつく言うところが爽快。それでも人柄からみなに信頼されているため辞めさせられることはない。今の時代、こんな人間が実際に会社にはいないだろう。社長なら分かるが、平社員で自由奔放な人はやっていけない。ただ、こんな名物社員を大事にできる会社もあってほしいと思う。

映画の中で北九州のきれいな風景を随所に入れて映画にリズムを出しているのもよい。