B

Dominican Republicで働いていたBが仕事を辞めて、Indianapolisに戻ってきた。

さっそく晩飯を食いに行った。金曜の夜、レストランは一番いそがしい時間帯で、なかなか座れない。なので、お互いの近況やBの南米旅行とDominicaでの生活の話などをきいていた。美しいビーチとおだやかな人々という華やかな一方、海外での女性ならではの大変さを感じた。それからアメリカという情報化社会から、多様性の少ない閉ざされた社会で取り残されるつらさも感じる。それでも得難い経験だと思う。

やがて席が空いて、順番がまわってきた。4人の席だったので、俺たちだけだった。だから、申し訳ないと思ったのか、Bはなんと、すこし言葉を交わしていた中年夫婦との相席を申し出た。すると中年夫婦も喜んでまさかの相席をすることになった。「数年ぶりの再会なのに知らない客と相席かよ。。。」と一瞬微妙な気分になるが、それよりもBの心の広さにリスペクトを感じて得した気分だ。

Arkansasから越してきたばかりの夫婦と話がはずんだ変な一日。