Gil Turpin

先日ホストファザーが亡くなった、という事を今朝、ほとんど面識のないその娘からのメールで初めて知った。

今日は授業で発表があって、それからクラスメートと昼飯を食った。じぶんの感情を隠すように他愛もねぇ雑談をして、それが意図せずもこいつ等としたことのねぇような恋愛や娯楽、友人という込み入った話題になる。それが有意義でたのしい会話になった。

何よりも気が紛れて少し落ち着いたので助かった。

午後は、研究室に行ったが頭が痛ぇのとやる気が全くでないので家に帰った。

ベッドに寝ころびながら、今年たて続けに亡くなったホストファミリーのことをおもう。アメリカでの生活は、彼等との出会いから始まったようなもんだ。ホストファザーが英語学校まで迎えに来て、かなり詰め込んだおれのスーツケースを持って「重いなぁ」、と笑いながら荷台に乗せてくれたのが懐かしい。

いなくなってもここでの自分の生活は続いていくんだなぁ、と実感がないままぼんやり考える。

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